どうも皆さんこんにちは、しおいぬです。
普段はシンオウ統一したり、面白そうなポケモンの可能性見出してます。
今回の記事と見比べてみるとBEAUTIFUL STARになれます。
↑ レギュDで組んだシンオウ統一
↑ Sブーストチヲハウハネの記事
etc…
今シーズンはついに僕の昔からの相棒であるゴウカザルが解禁されたので、ゴウカザル入りでレート2000に行くのが今シーズンの目標でした。
そして、今回はその目標を達成することに成功したので、構築記事を書いていこうと思います。
ただ、構築のベース自体は前期と同じなので、今回はゴウカザルの掘り下げを中心に書いていきます。
ゴウカザル以外のポケモンの構築経緯は前回の記事を見て貰った方が分かりやすいかもです。
↑ 今回の構築の基になった前期の構築
【目次】
※型紹介のみを見たい方は個体紹介まで飛ぶことを推奨します
【構築概要】
【ゴウカザルについて】
今回はゴウカザルメインの記事なので、個体紹介の前に今作におけるゴウカザルの見解を僕なりに書いていこうと思う。
引用元:ゴウカザル|ポケモン図鑑SV|ポケモン徹底攻略 (yakkun.com)
【ゴウカザルの長所と短所】
まず長所は
①物理特殊のどちらでも戦える
②優秀な補助技
③優秀なSライン
④4災、炎オーガポンに有利な耐性
主にこの4つだと考えている。
①の通りゴウカザルは物理特殊両方で積み技と先制技を持っている。(剣舞マッパ、巧み真空波) また、ニトチャによるS上昇も可能である。
そこに②のアンコール挑発などの優秀な補助技を組み合わせるとかなりの崩し性能になる。さらに、今作ではすり替えを新規習得した。そのため、拘りすり替えでの崩しも可能になった。
こうなってくると、特に受け寄りのパーティ目線だと物理特殊積み技すり替えどの方面で崩してくるか分かりづらいのは、かなり嫌なのではないだろうか。
また、今まで通りステロもあるので、起点作成の適性も高い。
がむしゃらは没収されたものの、③の通りS108という起点作成ポケモンの中ではかなり速いSラインから鬼火ステロを撒けるのはでかい。実際ガブより速い鬼火ステロ要員は現状ゴウカザルしかいない。
後は、④の通り環境上位の4災(特にイーユイパオジアン)、炎オーガポンに強い耐性があるのは追い風と言える。
このように、ゴウカザルは崩しから起点作成まで器用にこなせる面白い性能をしている。
さて、ここからは短所を挙げていく。
短所は主に2つ。
①型の殆どが環境に刺さらない
②型の殆どが他のポケモンで良い
色々ツッコミどころはあるかもしれないがとりあえず聞いてほしい。
ここまでゴウカザルの型の豊富さを書いてきたが、残念ながらゴウカザルの殆どの型は現環境では腐る。
まあ半分くらいは水ラオスのせいである。ゴウカザルに限った話ではないのだが、襷や頑丈ポケモンにとって水流連打は天敵だ。
そのため、普通に襷アタッカーや起点作成をさせると水ラオスに破壊される。Sは勝っているので上から鬼火をするという手もあるが、スカーフ水ラオスだと何もできずに倒される。
テラスで水耐性を得るとしても、その場凌ぎのテラスでは水ラオスを倒しても後が続かない。
このように、今作でゴウカザルを使うとなると構築単位での水ラオスケアが必要となる。
あと、水ラオス抜きに考えてもきつい部分がある。例えば、対ハバカミ対面。ゴウカザルの先制技は格闘技しかないため、耐久振りのブーエナカミに対面不利である。
一撃で倒すとして、ゴウカザルの高火力物理の炎技は大憤激・フレドラとデメリット有りの技しかないので、無理やりカミを倒しても憤激の技固定を逆手に取って起点にされるか、相打ちになるかの2択になる。
襷推奨みたいなステータスをしているポケモンであるにも関わらず、ハバカミに不利寄りなのはいかがなものかと思う。
夢特性が鉄の拳なのだから、バレットパンチを配布してあげて欲しいと心の底から思う。
このように、環境上位ポケモンに対しての有利不利が極端すぎるのが、こいつの短所の1つである。
そして、もう1つの②型の殆どが他のポケモンで良いについてだが、それは次の段落で語っていく。
【他のポケモンとの差別化】
ゴウカザルのタイプである炎と格闘タイプは、強力なポケモンが多く、競合が激しい。
例えば、主な型だと
起点作成ゴウカザル→水流連打等倍でステロ撒きができるコノヨザル
辺りと競合する。
そのため、現環境でゴウカザルを使うとすると、
①仮想敵を絞った受け崩し型
②汎用性は高いが、メジャーポケモンとの差別化必須な型
の2つになると考えた。
僕としては、①の型だと殆どのパーティに出せずに、実質パーティの1枠が腐ると考えたので、なるべく色んなパーティに出せるような②の型を開拓することにした。
その結果生まれたのが今回のゴウカザルである。
かなり長くなってしまったが、個体紹介に入っていく。
【個体紹介】
ゴウカザル@拘りスカーフ
慎重:183(252)-125(4)-96(36)-111-106(44)-150(172)
[調整意図]
HBが無振りディンルーの地震を確定耐え
HDが特化眼鏡ハバカミのムンフォを93.8%耐え
Sは準速ウーラオス抜き
今回のMVP。
この型を作る上で考えたのは、
①水ラオス・カイリュー・ハバカミなどの不利なポケモンにも爪痕を残せる
②他のメジャーなスカーフ持ちとの差別化をする
の2つである。
まず①は、スカーフを持たせることで解決した。
水ラオスにはスカーフ鬼火をしてカイリューかクレセリアに交代することで、スカーフ水ラオス相手にもゴウカザルを生存させながら起点にすることに成功した。
特に初手ラオスを鬼火→交代で流して、裏のポケモンにスカーフすり替えをする動きが強かった。
ハバカミ相手には、倒すのではなくスカーフすり替えで技を固定する方向に振り切った。
すり替え後、ゴウカザルを切ってタラプカイリューか瞑想クレセリアで起点にする。
スカーフで技固定しているので、ブーエナカミの挑発や電磁波などを防ぐことができる。場合によっては、ムンフォで固定した後ストリンダ―に引いて毒びし撒くパターンも可。
また、カイリュー・ガブ・ディンルー辺りの地震使いにはすり替えした後、地震だったら交代していた。
あとは、暁ガチグマを初手に出してクレセで復活させる構築相手には、1回目のガチグマをスカーフすり替えで弱体化させることで、復活されたとしても裏の起点にできるようにする動きがめちゃくちゃ刺さった。
このように、スカーフを持たせることで汎用性が高めて大体の相手に仕事できた。何気にすり替えの副産物として相手の型を特定できるのも良かった。
②の差別化問題についても火力重視のスカーフイーユイ・ラオスと違って補助重視にすることで解決した。すり替え鬼火もそうなのだが、炎の渦にも注目したい。
炎の渦は、スカーフすり替え後に甘えた居座りをしてくる相手(欠伸するカバルドン、どくびし連打してくるドヒドイデなど)に渦キャッチからの鬼火ドレパンの定数ダメージで倒すのが刺さった。
スカーフすり替え+炎の渦によってゴウカザルの得意な受け潰しもできるようになっていて良かった。
まともな攻撃技がドレパンしかないのが最初気になったが、下手に技範囲を広げた所で勝てるようになる相手がそこまで増えるわけではないということと、ゴウカザルが有利なイーユイパオジアン炎オーガポン悪ラオスに対して殴れれば十分だったので、これでよかったと思う。
テラスは受け構築のドヒドイデに対して戦えるように毒テラス。
ストリンダ―@風船
慎重:182(252)-119(4)-95(36)-X-116(124)-107(92)
[調整意図]
HDを特化暁ガチグマのブラッドムーン+真空派耐え
Sは麻痺状態のドラパ抜き
余りはなるべくB高めに振った
前期から愛用している毒びし要員。相手の電磁波を拒否しながら麻痺と毒びしを撒ける。
前期はほっすり祟り目型だったが暁ガチグマに毒びし以外何もできなかったので、ガチグマ相手にできる仕事を増やすためにがむしゃらを採用。
がむしゃらを採用したことによってカタストロフィ連打で居座ってくるディンルーにも大きな削りを入れられるようになった。
とはいえ、サフゴハバカミに対する削り手段が消えたというデメリットもあったので、構築によって技は要相談といった感じ。
カイリュー@タラプの実
陽気:193(212)-164(76)-117(12)-X-121(4)-138(204)
[調整意図]
過去の構築の流用
H4n+1にしてSを1段階上昇でツツミ抜き
余りをABDに割り振り
エース1。ゴウカザルが苦手な水地面に耐性を持っているのが偉過ぎる。ゴウカザルの鬼火で物理方面、タラプで特殊方面をカバーすることで最強のエースとなった。
タラプを持たせたことでゴウカザル、ストリンダ―のサポートに依存せずとも暁ガチグマにある程度有利を取れたのはでかかった。
身代わりの枠は、環境に多い電磁波鬼火欠伸などのストレスを拒否できるだけでなく、ガチグマのブラッドムーンを凌げて便利だった。
クレセリア@光の粉
臆病:227(252)-X-131(4)-95-140-150(252)
[調整意図]
HSぶっぱ 余りB
準速ラオスを抜くための最速
前期から続投の特級呪物。
前期使ってた時に水ラオスに上から殴られるのが気になったので今回は最速にした。
炎オーガポンや悪タイプに弱いのが気になって途中変えるか悩んだが、ゴウカザルカイリューでカバーできなくもないのと、結局避ければなんとでもなると思って続投した。
カイリューが苦手な物理受けに強くて且つ暁ガチグマを起点にできるのが偉かった。
何よりアンコール挑発に抵抗できるのが良い。
ハッサム@気合の襷
意地っ張り:177(252)-198(236)-123(20)-X-100-84(S29個体)
[調整意図]
Hぶっぱ A端数 B余り
襷枠。
対面選出をしたい時に出す。技は突破力を上げるための剣舞バレパン・サフゴ対策の叩き・オーガポン、ラオス対策のダブルウイングにした。
ガチグマイーユイへの対面性能を上げるためにインファと叩きで悩んだが、サフゴが重かったので今回は叩きになった。
テツノツツミ@ブーストエナジー
臆病:131-x-135(4)-176(252)-80-206(252)
[調整意図]
ぶっぱ
安心と信頼のツツミ。イダイトウが減ったので前期程は出せなかったが、出した試合は結構活躍してくれた。
【選出パターン】
いくつか紹介
とにかく対面選出したい時に出す
カイリューに沢山舞わせたい時の選出
クレセリアがすこぶる通ってる時の選出
対受け構築
etc…
【結果】
TNしおいぬ
最終レート2007(468位)
【終わりに】
ここまで見て頂きありがとうございます。
今期はレギュEで色んなポケモンが解禁されて、環境が大きく変わりました。
そんな中で自分の相棒ポケモンのゴウカザルでレート2000を達成できて嬉しいです!
来月からリアルが忙しくなるかもなんで、今期ゴウカザルを開拓できて良かったです。
とはいえ、そんな中でも時間を見つけて今まで通り自分なりの構築を作っていけたらなーと思います。
マイペースに頑張ります。
それではまた!
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